まだ陽射しが暑い日はありますが、空が高く澄みわたり秋らしくなってきましたね。
タイトルのとおり、初めて四季報を購入しました。

というのも、私はこれまですでに成熟した大企業から安定的に配当金をもらいたい、という安定志向でいたのですが、少し考えが変わってきていまして。
ヘムさんやkenmoさんの著書を拝読して、小型バリュー株に視点が移ってきています。
お二人のスタイルは異なってはいるのですが、配当性向に余裕がある増配株であったり、火がつけばダブルバガー・トリプルバガーも狙える成長株であったりを探したくなったのです。

そして個別株なら四季報しかないだろうと、9月18日の発売日の朝、通勤途中に書店で手に入れました。
(事前にエミンさんの四季報本を読んでいたことも、四季報への興味をそそりました。)
ぱらぱらとめくった印象は下記のような感じです。

・株価が右肩上がりの企業は驚くほど少ない
・最近上場した企業はDX支援やAI支援、マーケティング系事業が多い
・チェックしていた銘柄は「人件費(開発費)増をこなし」の文言がちらほら
・どうしても先入観で排除してしまう銘柄はあれど、目に留まるものも

私は本は絶対アナログ派で、一覧性であったり記憶への定着で圧倒的に優位であると思っています。
四季報もやはり情報の濃度と効率の良さがめちゃくちゃいいですね。
活かせるようにまだまだ勉強しなければいけないのですが、ひとまず上場年/株価チャート/PBR/配当利回り/業績記事と目で追って気になったら付箋、財務状況や詳しい事業内容はのちほど調べるという感じにしてみています。

もちろん収納の場所はとりますし、証券会社HPなどのスクリーニングで抽出するのは便利です。
しかし四季報でなければセレンディピティは得られないのでしょう。

セレンディピティとは、「思いがけず素晴らしいものと出会う」ことを意味します。
ネット書店で注文するとレジで会計もしなくていいし持ち帰る手間もありませんが、リアル書店では気になっていた本の隣に、全くチェックしていなかった、しかも自分にとって重要な本が並べられていることも、時としてあるのです。
四季報を買っただけで満足するのではなく、さらっとでもいいので通読して検討することを目標にしたいと思います!
※楽天ブックスでは普通の四季報が売り切れているようなので、下記はワイド版の広告になります。